今回は珍しいものを弄っています。

ハーレー883のヘッドのオーバーホール。
圧縮が低めだということでバルブ周りのメンテナンスです。


まずは、バルブを外してヘッドのカーボンを落としてゆきます。

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同時にポート内のカーボンもきれいに落とします。

バルブのあたり面はカーボンを噛みこんでかなり荒れている様子。


バルブにもカーボンが蓄積しているので、カーボンを落としてきれいにします。

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IN側はかなりカーボンが溜まっていて、EX側は焼けて白くなっています。


ボール盤できれいにします。

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EX側
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IN側
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あたり面はかなり荒れていて、圧縮抜けが心配です。
傘の地肌がザラザラなのはヘッド内面と同じで、磨いてもピカピカにはなりません。


バルブステムシールも交換します。

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右が取り外したバルブステムシール、左側が社外品の新品です。

純正品はゴムのシールの上からバルブシートリング兼用の金属カバーでゴムのシールを固定するようになっています。

対する社外人は金属カバーとゴムのシールが一体整形になっています。



前後バンク共にEX側のゴムシールがなかなか取れません。
外してみるとバルブガイドに固着していました。
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#1000のペーパーで修正しておきます。
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掃除が終わったので、バルブの擦り合わせをしてみます。
擦り合わせをしてもあたり面が出なければシートカットに出さなければなりません。

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粗目、細目と2段階で擦り合わせを行います。


擦り合わせが終わったヘッドとバルブ。
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少しエクボが残っているがあたり面は意外ときれいになりました。
あたり幅も1.5㎜から2mmとまあまあ。


元通り組んで漏れがなければこれで良しとしましょう。


漏れチェック。
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ヘッドを水平にして灯油を満たして数時間放置し、ポート側に漏れ出てこないかチェックします。

幸いに漏れはなく、バルブの密着は良好でした。



ハーレー883のヘッドは2バルブでバルブが大きいうえ、バルブスプリングも1本しかないので作業が楽ですね。