去年の北海道ツーリングから戻ったあとエンジンがかからなくなったXL500R。
FT500エンジンに積み替えたがこちらも調子が悪く、排気漏れの症状で、ヘッドのどこかからオイルが漏れてくる。

夏に向けてXL500Rのエンジンを再生することにしました。


まずは現状把握から。

エンジンがかからない症状として圧縮漏れが一番の原因と考えられるので、オーバーサイズピストンを投入しシリンダーボーリングをすることにする。

当然メーカーからは部品は出ないので、ebayでXL500用1mmオーバーサイズピストンを購入。



さっそく分解して状態を確認しましょう。

まずはカムとロッカーアーム

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カムは少し巣が出ているが、傷やかじりはなく良好。
ロッカーアームも当たりが強いが良好。

この部分に関してはエンジンを組んだときと同じ状態で、異音もなかったのでまったく問題なし。


次にヘッドとピストンとシリンダー。

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ヘッド燃焼室とピストントップにはカーボンがびっしりと付着している。
これは相当量のオイルが燃えたということ。

ピストンとシリンダーには大きな傷や焼き付きの跡は無く状態は良好。

しかし、シリンダー内壁はクロスハッチが完全に消えてつるつる。
こちらもエンジンを組んだときのままの状態。

もともとFT500の中古シリンダーを使用したので、このシリンダーが良くないようだ。
オイル消費量がかなり多いのでピストンとのクリアランスが大きすぎ、オイル上がりの状態で圧縮抜けと思われる。

まあ、このエンジンを組んだときからわかっていたことなので、やっとボーリングとなったわけだ。

ところで、このシリンダー。
写真では良くわからないが、シリンダー内壁3箇所にシミのような跡が付いている。
これは長期間放置していたため、ピストンリングとシリンダーの接触部分が錆びた跡。

このような跡が付いた部分は錆びの腐食でシリンダーが虫食い状態となり、その部分から余計に圧縮が漏れてくる。
このシリンダーは長期放置期間が3回あったということ。

自分のバイクのエンジンをこのような状態にしないためには定期的にエンジンをかけるか、定期的にプラグホールからオイルを注入して錆を発生させないようにすることが肝心です。
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