CB500RS-Zを作るにはFT500のエンジンが必要です。


FT500エンジン・・・・・あるんです。5年間眠っていました。
過去のブログをチェックしてみるとFT500エンジンを再生したのが2011年12月と、ちょうど5年前になります。

このエンジンは以前に乗っていたFT500のもので、XL400RをXL500Rにしたときに必要なパーツを抽出して部品取りに使ったもの。
このときのFT500エンジンの不足しているパーツを集めて再生したもの。
まともなFT500エンジンは非常に貴重なものなので、いつかまた使うことがあるのではないかと眠らせていたのでした。


さっそくエンジン換装の作業から始めましょう。

リアにアルミスイングアームを取り付け、フレームを塗装した時に車体をバラバラにしたのが今年の春だが、
エンジンを換装するためにフレーム加工が必要となり、またまたフレーム単体にします。

20161221001CB250RS.jpg


FT500エンジンを載せるにはエンジンハンガー取付け部のフレーム補強部分をカットしてヘッド上部とのクリアランスを確保することが必要となります。

腰下は250ccエンジンと全く同じサイズで、何の改造もなくそのまま付きます。

20161221002CB250RS.jpg

20161221003CB250RS.jpg



昔からこの手の改造ではフレーム側ではなく、ヘッド上のエンジンハンガー自体を削り取ってしまう加工がよく行われていて、このFT500エンジンも入手したときはエンジンハンガーが削り取られていました。
そうするとエンジンハンガーがない状態で、エンジン下部の前後2か所でしかフレームとエンジンが接続されてなく、
車体の剛性が低下してしまいます。
この車体のダイヤモンドフレームはエンジンをフレームの前、後、上の3点で固定して剛性を確保しているので、上部エンジンハンガーが無いということは、コーナーでフレームが捩れて危険です。
フレームのメインパイプまでカットしてしまうのも剛性上問題なので、メインパイプを傷つけないようギリギリのクリアランスを確保します。

カットした後は強度が落ちないように蓋を溶接し、錆止めに塗装しておきます。

20161221004CB250RS.jpg

20161221005CB250RS.jpg


エンジンハンガーも250用は使えないので新たに作成します。
ヘッド上部はフレームセンターから右にズレているので旋盤でカラーを削りだして位置を調節してハンガーに溶接してあります。

20161221006CB250RS.jpg



クランクケース後方の上下のボルトはCBの10mmに対し、FT500エンジンは12mmと太くなっています。
ボルトはCBのものを使用するので、内径10mmで1㎜厚のアルミパイプをボルトに被せて調整します。

20161221007CB250RS.jpg



これでエンジン自体は載るのですがまだまだ問題点はたくさんあります。

エンジンの全高が高くなったのでヘッドとタンクが干渉します。
タンクの裏側は干渉部分をハンマーで叩いて凹ませてクリアランスを確保。

次にガソリンコックがエンジンヘッドのフィンと干渉します。
これはフィンを削ってクリアランスを確保します。

20161221008CB250RS.jpg


さらに、レギュレーターがヘッドと干渉します。
レギュレーターはシートの下に移動しました。

もう1点、ヘッドの位置が上がったので今まで使用していたカウルのステーが使用不能です。
カウルステーは取り付け位置を変更して作り直しとなりました。

キャブはFT500用を使用しますが、これも頭の部分がフレームと干渉するためフレームの一部をカットします。

20161221009CB250RS.jpg


昔の経験からどこをどのように加工するかはすべてわかっていたので、加工はスムーズに終了してエンジンを換装することができました。

それにしてもデカいエンジンですね。
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