一度HIDヘッドライトの明るさに慣れてしまうと普通のハロゲン球では暗くて周りが良く見えない。

XL500Rは一昔前の電装なのでヘッドライトの電力をACジェネレーターから直接採っていて特に暗い。
6VのXL-Sシリーズよりはかなりましだが、それでも現代のバイクと比べると暗い。

そこで、ヘッドライトをHID化しようというわけだが、原付のような電装のため問題と思われる。


XL500Rはこの時代のホンダのオフ車では一般的な電装だったようだが、ACジェネレーターで発電した電力は点火、充電、ヘッドライトと3系統に分かれている。
点火系は別として、充電とヘッドライトは同じ直流となっているので、なぜ別回路にしているのか良くわからない。
しかも、それぞれ単相で発電力も少ない。

電装系を見直して、3相のジェネレーターと交換すれば簡単なのだが、部品の入手の問題もあるので、現状のままHID化にトライしてみることにしよう。


まずはHIDキット。
オークションでかなり安く買えるようになったので、1円で落札。
車のカテゴリーでの出品物で、リレーレスのバッテリーから直接電源を取らなくてもいいタイプで、現状のバルブへの接続を切り替えるだけという簡単なもの。

商品代金は1円だが送料が3000円くらいで香港から国際便で送られてきた。
車用ということで2セット入っているので単価は1500円。
テストではちゃんと点燈。


問題はライト系の発電の仕組みで、エンジン回転数によって電圧、電流が変動すること。
HIDは安定した直流が必要だ。
バハライトで35W×2の常時点燈でも問題ないので電力的には問題ないはず。

とりあえず、バルブの接続をHIDに切り替えてエンジンを始動してスイッチON。

20120513001.jpg


点燈はするが点滅状態。エンジン回転を上げてもダメ。

ACジェネレーターからの交流はACレギュレーターによって直流12Vになっているのだが、XL500Rは半波整流で平滑回路もないため直流といってもかなりの波があるのでエンジン回転に合わせて点滅してしまうようだ。

対策として電解コンデンサーを並列に接続してみたが、電圧が上がらず点燈しない。



ある程度予想はしていたが、結論としては無改造でそのままHID化することはできない。

XL500Rはバッテリーを積んでいるのでバッテリーから電力を供給することもできるが、バッテリー容量が3AHしかなく充電能力も低いので、35WのHIDでは1時間ほどでバッテリーが上がってしまう計算でこれもダメでしょう。
今付いているバッテリーはほとんど死んでいるが、試しにバッテリーに直接接続してエンジン始動しても1分もしないで消えてしまうので充電量より消費電力のほうがはるかに大きい。


次は全波整流にしてもっときれいな直流に挑戦です。
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