今載っているのはCB250RSZ-Rのエンジン。

寿カラーの限定車のエンジンでCB250RSのなかではかなり後期のエンジンのはずだが、セルの空回りが頻繁に発生する。
空回り確立はだいたい30%くらい。

当時のことはよく知らないが、発売当初からセルの空回りが頻発したため、対策部品があったという噂を聞いたことがあるが、対策部品を装着して販売されていたわけではなさそう。

詳しい構造は省略するが、セルが空回りするポイントは2点。
ひとつはピニオンギヤというモーターとクランクを中継するギヤの歯の磨耗。
もうひとつはモーターが回っている間ピニオンギヤを固定する部分の機能不良。
ふたつのどちらかが悪くなってくると相乗効果でますます空回りが激しくなって、いづれセルは機能しなくなる。


現状を確認してみましょう。
まずはピニオンギヤ。

20130725001.jpg


ギヤ歯の磨耗はあまり無く良好なのでこちらは問題なし。
左のワッシャーが空回り対策部品。


次にピニオンギヤを固定する部分。
サービスマニュアルのとおり点検すると、シフターが簡単に戻ってしまう。

20130725002.jpg


このシフターがちゃんと機能していないとピニオンギヤがクランク側のギヤから弾かれて空周りの原因となるのです。
サービスマニュアルではロックカムを交換するようになっているのだが、磨り減るのはシフター側。
材質もロックカムは硬く、シフター側は軟らかい。
このままではますます悪くなる一方なので主要部品を交換しておきましょう。

セル関連のパーツはすべてメーカー欠品で全滅です。
数年前に米国から取り寄せておいた秘蔵のパーツを投入します。

シフター

20130725003.jpg


ロックカムとシフターのセットで交換したいところだが残念ながらロックカムは無いのでそのまま使います。



交換したシフターは磨り減っていて山が丸くなっている。

手前が外したシフター
20130725004.jpg

マニュアルどおりの点検で、シフターを押しても戻らないので大丈夫でしょう。


元どおりにエンジンに取り付け、セルスタート。

かなり改善したが残念ながら100%とはいかないようで、たまに空回りしてしまう。
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